福利厚生とは、縁の下の力持ちと言われています。仕事を始めた後はとても大事な部分ですが、仕事を探すときにはあまり重要視されていない項目のような気がします。今回は福利厚生についてご紹介します。
「福利厚生」と聞かれたらどのように答えますか。多くの人は、「社会保険とか厚生年金とかのことでは?」という感じで曖昧な答えになるかと思います。もちろんそれも間違いではありません。ですが、「福利厚生」という言葉には、それ以外にもたくさんのことを含んでいます。きっとそれが、難しく考えてしまう一因だと思います。
法律で定められているものではないのですが、従業員の福祉や健康を守るために会社が提供する各種のサービスや施策のことです。
などと思いつくだけあげるだけでもこのように様々にあります。
※産休・育休・有給休暇は、会社から与えられるものではなく労働者の権利なので「福利厚生」ではありませんが、一緒に考えられることも多いので併せて記載しています。また、厚生年金・健康保険・雇用保険をまとめて、もしくは健康保険のことだけを「社会保険」と言います。
交通費がないところは避けたいと思い、アルバイト先を探す際に除外してしまうこともあるかもしれませんが、最近は交通費有りの仕事も増えています。これも上記の定義からすると「福利厚生」の1つとされています。 働くのであれば、社会保険に加入したいという要望はよく耳にしますが、それ以上に仕事を決める時に「福利厚生」というものは、あまり重視されない項目ではないかと思います。実際にもあまりそういうご要望は聞きません。 でも、入社した後に、このようなサービスがあると知り、有益な利用ができるのも「福利厚生」だと思います。
「福利厚生」という話になると、アルバイトや派遣には関係ないという声を良く耳にします。実はそんなことはありません。厚生年金や社会保険は、法律で定められていますので、基準を満たしたら加入しなければなりません。また、上記でも挙げましたように、「交通費」も立派な「福利厚生」です。有給休暇もないのではないかという声が聞こえてきますが、こちらもそんなことはありません。良く誤解されるのですが「有給休暇」は、「労働者の権利」であるため、正社員であっても、アルバイトであっても、有給休暇は付与されるべきものです。
それでは最後にあるコールセンターの福利厚生を簡単にご紹介いたします。
このように様々な福利厚生があります。交通費のように仕事によって支給が変わるものや、健康保険・厚生年金・雇用保険のいわゆる社会保険については、「月間の所定労働日数を満たした場合に加入となる」など、条件のあるものもあります。勤務後はぜひこういった制度も積極的に利用するのがよいです。
福利厚生は、ある意味その会社で働くためのメリットの1つと言われています。実際に仕事を探す際に、入った後で後悔しないように、少しだけ調べてみることをおすすめします。アルバイトを選択する際の条件の1つとしても選択肢が増え、より良い職場で働けることに繋がります。
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