すぐ辞める人が多いってほんと?コールセンターのストレスとよくある4つの退職理由 | Bellbiz(ベルビズ)

すぐ辞める人が多いってほんと?コールセンターのストレスとよくある4つの退職理由

会社を辞めたいと思ったり、どのような仕事をしていても、こうした思いを持ったり、ふと転職を考えたりすることはあると思います。しかし、冷静になって思いとどまったり、転職のエネルギーを考えると現実的に動くのは難しかったり、「退職する」という選択を取る人は多くはいないはずです。

実際「退職をする」人とは、なにがきっかけで退職しているのか。仕事で大きなストレスを抱えていたのでしょうか。そして、どんな理由で退職をしているのでしょうか。

今回は、コールセンターでの実際の例にも触れつつ、働くみなさんがどうして退職をするのか、またストレスを感じるようなシーンについても考えます。

コールセンターはすぐ辞める人が多いって本当なのか

インターネットなどでは、「コールセンターはクレームが多く、ストレスが多く、すぐに人が辞める」というような話をよく見かけます。確かにコールセンターにはクレームのお電話が入ることがあります。でも、コンビニやレストランなど接客の仕事でも対面でのクレームが発生することはあります。コールセンターでは、スタッフが対応できないクレームのお電話が入った時、上司や先輩社員が電話を代わってくれることもあり、サポート体制は充実している職場です。コールセンターは勤務されているスタッフの数がとても多いです。そのため、退職される数はもちろん多くなります。そういった話題が先行していると推測します。それではコールセンターの仕事の実例も交えながら、仕事を辞めてしまうポイントを考えてみます。

配属前の研修が最初の関門

実際にお電話に応対する前に、コールセンターでは1週間前後の研修で仕事の知識や応対の仕方を学ぶセンターが多くあります。バイト感覚だったのに、いきなりしっかりした研修があり「やっていけるのだろうか」と不安になる方もいるのは事実です。この不安が解消されないと辞めてしまう方はいらっしゃるかと思います。

研修は必要な知識を身に着けるための大切な期間です。どんな仕事でも新しい知識を身に着けるときに多かれ少なかれ不安はあるかと思います。逆に言うとアルバイトでそこまでしっかりした研修がある仕事って珍しいと言えます。この期間を「スキルアップの期間」「失敗したって構わない期間」と捉えていただくことが乗り越えるコツとだと思います。

何でも相談できる職場の人間関係は大切

パワハラ、セクハラという言葉が聞かれるようになって久しいですが、いつまでたってもなくなりません。パワハラやセクハラは、退職に直結する重大な事柄です。ただ、一口にパワハラ・セクハラ、と言ってもそれを誰にも相談できなかったり、自分の中で抱え込んでしまったり、「我慢」して解決してしまうというシーンも多いです。パワハラと言えないまでも、職場に馴染めないなどの悩みを抱える場合もあるかもしれません。こういったことを相談できないことはストレスになります。職場の人間関係が上手くいかない、これは仕事を辞める永遠のテーマとも言えます。

自分の向き不向きを把握していないとツライことも

仕事で自分の向き不向きって、気が付く瞬間があります。仕事の場合、やってみないとわからないことも多いですし、どんな人にも向き不向きはあります。

  • 好きな仕事で楽しい仕事だけど、なんだか自分には向いてない。
  • 自分に向いていない仕事だから、楽しくない。

自分に向いていない仕事をすることは、不幸なことかもしれず、どうしてもお客様と電話でお話しできない、うまく説明ができない、そんな理由で退職される方もいらっしゃいます。
ただ、コミュニケーションの方法も多様化している昨今、当社の仕事も電話だけでなく、メールやSNS、チャットなど多様化しています。得意な部分で仕事を探すのも良いと思います。

実際にコールセンターを辞めた人の理由とは

会社を辞める人たちの退職理由は、きっと千差万別、様々だと思います。そこで今回は一例としてコールセンターを辞めた方の退職理由をご紹介してみたいと思います。

貯金の目標額を達成したから

コールセンターは、一般的に「高時給」の仕事と言われます。ここで働く方の中には、何かの目標にむけて貯金するために働いている方もいます。自身の夢をかなえるため、貯金をし、卒業していくことは、とても素敵な退職理由です。

学業が忙しくなったから

コールセンターでは学生の方もたくさん働いていらっしゃいます。ゼミに入る、卒論の執筆、研究が忙しくなる、もちろん就活も含めて、学生の方は環境の変化がしばしばあります。これによってシフトに入れなくなってしまった場合など、退職という選択肢を選ぶことになります。ただ、学業が落ち着くとまた戻ってきてくれるのも学生さんの特徴です。学生さんからは「就活にも効くし、時給も高い、できれば学業と両立して長く働きたい」という話を聞くことがあります。

仕事量が多い

コールセンターは、コンビニや飲食のバイトと比べるとオフィスワークのスキルを身に付けなければならなかったり、覚えることが多かったり、仕事量が多いと感じる方がいらっしゃるようです。仕事が多いと感じるか、少ないと感じるかは個人の感覚に依るところが大きいとは思いますが、そのギャップが退職理由となる方がいます。

新しいことに挑戦したい

コールセンターは、スキルアップできる職場です。特に長期で勤務をしていると、更に新しい環境でチャレンジしたいと思う方もいらっしゃいます。新しいチャレンジは素晴らしいことです。卒業されるのは悲しいことですが、仲間はそのチャレンジを応援したいと考えています。

今すぐできる!ストレス解消法6選

ここからは気軽に取り組めるストレス解消法をご紹介します。

太陽を浴びる

太陽を浴びると身体がリラックスします。実はこれ、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」という脳内物質が分泌されているためなのです。セロトニンは、リラックス効果の他、私たちを活動的にさせたり、穏やかな気持ちにさせたりなど、日常生活を健康的に過ごすのに欠かせない物質です。不足すると、イライラしたり、やる気が起きなかったり、注意散漫になるなど不調が発生します。

姿勢を見直す

コールセンターはエアコンで温度調整された部屋で快適に仕事をすることができます。
でも、一日中パソコンに向かっているのも肩凝るのが悩みの人も多いはず。凝りや体の不調の原因は姿勢かもしれません。椅子に深く腰掛け、背もたれは、腰を支えるように座るのが疲れにくい座り方と言われます。長く正しい姿勢を保てるようになると、首や肩の凝りが減り、疲れにくい体になるそうです。

歌う

カラオケにいくのは、効果的で、簡単にできる解消法です。「コルチゾール」というストレスを感じたときに発生するホルモンの量が影響しています。コルチゾールが増えると交感神経が優位になり、緊張状態になります。歌うと副交感神経が優位になり、コルチゾールの量が減るのでリラックスした状態になります。これが歌を歌うと気分がすっきりするメカニズムです。

質の良い睡眠をとる

仕事の疲れを取るには、何より質の良い睡眠をとることが大切です。起きている間に、移動や温度など様々な変化に対応するために交感神経が刺激されています。ぬるめのお風呂に入ったり、食事を寝る3時間前に取ったり、リラックスを促す副交感神経が働きやすいようにしてあげると、気持ちよく眠ることが出来ます。また、寝る前には部屋の照明を間接照明にするなどして、少し暗めにしておくこともポイントです。なお、スマートフォンなどのブルーライトは交感神経を刺激してしまうため、なるべく見ないよう心掛けたいです。

涙活

涙には、3つの種類があると言われています。
一つ目は、乾燥を防ぐための涙(「基礎分泌の涙」といいます)。二つ目は、ごみなどが入ってきたときに流す「反応性の涙」。そして、三つ目が感動した時に流す「情動の涙」です。

涙活とは、この情動の涙を流す活動のことです。情動の涙は、共感脳と呼ばれる脳の領域が興奮し、交感神経から副交感神経へスイッチが切りかえられ、涙を流すことでリラックス状態に入るときに流れます。感動映画のDVDを鑑賞したり、心温まる絵本を読んだり、大切な人へ手紙を書いたり。複数の人が集まって「涙活イベント」も開催されているそうです。
ちょっと疲れた時は、お気に入りの映画を借りてきて、温かい飲み物をを飲みながら部屋で涙を流すのもおすすめです。

転職

どうしても仕事が合わない場合、転職という選択肢を考えることになるかもしれません。
「ストレスを受ける環境を変える」ことは逃げることではなく、自衛の手段です。ストレスは万病の元、思い切った選択も頭の片隅に選択肢の一つとして持っておくと良いかもしれません。

まとめ

今回はコールセンターを退職する理由やストレス発散方法をまとめました。退職理由は、学業や結婚などでライフスタイルが変わった人、新しいステップへ旅立っていく人、仕事が合わなかった人など、本当に様々です。どんな人も、状況によって仕事を辞めたいと思う時があります。そのときは少し立ち止まり自分に問いかけ、本当はどうしたいか見極めて次への1歩として歩みだすのが良いです。