緊張の面接やテストを乗り越え、採用が決まり、いざ手続きをするとなると何が必要か、どのような準備をしたらいいのか迷いますよね。今回のテーマは「採用後」についてご紹介します。準備が間に合わないということがないように例をもとに、予習しながら進めていきます。
採用の連絡をする際に、ほとんどの場合「入社手続きにご来社いただけますか」と仕事が始まる前に手続きの時間をとっていただきます。入社というのは、みなさんと会社(企業側)との「契約」でもあります。どういうシフトで、どのような仕事をして、その対価としていくらの給与を支払うのかの取り決めに対して、お互いが同意する作業をすることが入社手続きになります。
ここでは、一般的に入社手続きに必要なものをご紹介します。業務などにより持ち物が変わる場合があります。詳細な持ち物については、その企業ごとに採用連絡の際に案内があるはずです。こちらはあくまで目安としてください。
があげられます。では一つずつ細かく見ていきます。
いわゆる認印というものです。実印(役所に届け出ている印鑑)や銀行印(銀行口座を作る時に使った印鑑)でなくても構いません。ただし、入社手続きの場合は、「ゴム印」や「シャチハタ印」は不可としていますので注意。100円ショップで購入できる場合はそれで十分です。
※100円ショップのものはインク浸透式のもの(シャチハタみたいなもの)もありますので注意です。
入社する方の本人確認するために、身分証明書の持参を依頼されます。運転免許証・健康保険証・パスポート・学生証・住民票などのうちからいずれかをお願いし、また、この身分証明書で現住所が確認できない場合には、現住所が記載された公共料金や携帯の請求書だどでも対応できます。
現在では、給与は銀行振込が多いです。振込先口座情報が必要になります。これが分からないと、給与が振り込まれないことになってしまいます。口座情報の確認のため、通帳かキャッシュカードを持参していただきますが、大事なものなので、取扱には十分注意してください。また、大きな注意点としては、必ず「ご本人様名義の口座」でお願いしています。
当日の書類記入に必要となります。貸出しもしているかと思いますが、書きなれた筆記用具を持参されるのが良いでしょう。
こちらは必要な方のみになります。役所や保育園などに提出する書類で『会社の印鑑』の捺印が必要な書類がある場合があります。あるコールセンターでは、社印の捺印はすぐにはできません。申請が必要となり、許可が出るまで2週間程度かかる場合があります。社印の必要な書類があれば、入社手続きのときに持参をするのがよいです。
最後にそれ以外の注意点をご紹介します。よくある問い合わせが「引越し」です。例えば上京してきたばかりだったり、一人暮らしを始めようとしていたりすると「入社手続き後、すぐに住所が変わりそう」というケースがあります。既に新しい住居を契約しているのか、また住民票がどこにあるのか、などで状況が変わってきます。確認しながら進めるのが良いです。また、銀行口座を変えようとしている場合も注意が必要です。その時は早めにスタッフまで申告してください。
今回は、アルバイト契約と入社手続きのご紹介をしました。面接の回でお伝えしましたが、何事もやっぱり「予習」が必要です。事前に準備することで、慌てることなく対応できます。
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